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[Topic.3]焦点距離?画角?撮影はもっと楽しくなる!はず!画角が変わると写真は全く別のモノになる!!

いつも建物写真店のWEBサイトをご覧いただき誠にありがとうございます。
こんにちわ運営事務局の渡辺です。

久しぶりのトピック更新となりますが、今回のトピックは写真を撮影する時にとっても大切な「焦点距離」と「画角」のお話でございます。
建物写真店では撮影をする時にこの2つのポイント「焦点距離」と「画角」を常に意識しながら撮影に挑んでおります。
では、そもそも「焦点距離」と「画角」ってなんなの?ってことなのでこれから順をおってお伝えをさせていただきます。
このポイントを知識として持っておくだけで撮影するときの役に立つこと間違いなし!撮影が楽しくなりますよ!

1. 焦点距離・画角って何なの?

自分が思い描いた様な写真をしっかりと撮影するためには、まず焦点距離というものを理解しましょう。
焦点距離っていったい何なの?ということですが、
ズバリ!焦点距離とは、ピントを合わせたときのレンズから撮像素子までの「距離」です。。。
ん?ちょっと良く分かりませんが!という声が聞こえてきそうなので、写真と図で説明していきますね!
まず、下の写真をご覧ください!
赤く印をつけた部分に数字が書いてあると思うのですが、レンズにはそれぞれこの数字が書かれていて一般的には14mmやら16mmやら24mm・50mm・70mm・85mmといった具合になっています。これが「焦点距離」といいます。
この数字が小さければ小さいほど画角が広くなり広角で撮影ができるので建築写真を撮影する際は重宝されるレンズということになります。
また、左の写真は数字が1つ。右の写真は数字が2つ書かれていますが、この違いはというと、これは「単焦点レンズ」と「ズームレンズ」の違いを表しています。
単焦点?ズーム?また新しいワードが出てきましたが、今回は焦点距離のお話なのでまた別の機会に・・・。

  • 焦点距離14mm
  • 焦点距離24-70mm

次に、下の図をご覧ください。これは焦点距離と画角の関係を表した図となっております。
焦点距離が短いレンズは画角が広くなり、より広角で撮影ができます。逆に焦点距離が長いレンズほど画角が狭くなるため狭い範囲が写ることになります。
ですので、特に住宅などの限られた空間を撮影する際は、少しでも広い範囲を写すことのできる焦点距離の短いレンズ、ズバリ「広角レンズ」を使用する場合が圧倒的に多くなり且つ有利になります。

(Point)焦点距離の短いレンズは画角が広い!

(Point)焦点距離の長いレンズは画角が狭い…。

2. 焦点距離別に撮影サンプルを見てみよう!

それでは実際に撮影サンプルを見ていただき画角の違いを感じてもらいましょう。同じ場所にカメラを構えレンズを交換しながら撮影してみました。用意した写真は焦点距離が24mm、17mm、14mm、11mmの4種類でございます。何度も言いますが数字が小さいほど広く撮影できます。建物写真店が出張撮影をする時には17mm、14mmあたりを結構よく使います。

  • 焦点距離/24mm
  • 焦点距離/17mm
  • 焦点距離/14mm
  • 焦点距離/11mm

これを重ねて見ると、下の写真のようになります。焦点距離によってかなり写真の見え方が異なります。
11mmはすさまじいですね、かなり広く感じます!実際に現場に立っていると人間の目ではここまで広く見えないので、なんだか違和感すら感じます。

焦点距離別 撮影サンプル

3. 建築写真を撮影する時には広角レンズが必須

こうやって写真を比べてみて見ると自分がこんなイメージや、あんなイメージで撮影したい!と思い描いた写真を撮影するためには焦点距離と画角を理解しながらしっかりと自分で選んで撮影に挑む必要があるのかなぁと思います。こういった理由で建物写真店みたいに建築写真専門で撮影する際は、焦点距離ができるだけ短い「広角レンズ」が必須なのです。
ただし、焦点距離が11mmのような超超超広角レンズはかなりクセがあるので、カメラの位置をしっかり考えてうまく使わないと本当に違和感バッチリの写真が出来上がってしまいます。難しいんです。。。
この記事を読んでいくれている皆様は少なくとも建物の写真をご自身で行ってみたいと思っている方が多いかと思いますので、そんな方にオススメなのはやはり、焦点距離が16mmとか17mmくらいのレンズかなと思います。これで練習してみて慣れてきたら、14mmとか24mmでも挑戦してみてはいかがかなと思います。

4. 別の角度からの撮影サンプルも見てみよう

それでは今度は別の角度からのサンプル写真もご覧ください。
ふ~ん、そうゆうことね!と段々分かってもらえたかと思います。

  • 焦点距離/24mm
  • 焦点距離/17mm
  • 焦点距離/14mm
  • 焦点距離/11mm

焦点距離別 撮影サンプル

5. 撮影をしたい被写体に合わせて
焦点距離を自分なりに決められるかがポイント!

この様に焦点距離と画角の関係を理解した上で写真撮影を行うと、自分の理想とする写真にきっと近づくことができると思いますのでぜひいろいろなレンズを試して使ってみてください。レンズは高いのでお金はかかりますが。。。
それでは同じ空間を違う焦点距離で撮影したサンプルも見て頂きましょう。
12mmと35mmと50mmです。こうやって同じ空間でも切り取る部分が違うと本当に多種多様な写真が撮影できます。

  • 焦点距離/12mm
  • 焦点距離/35mm
  • 焦点距離/35mm
  • 焦点距離/50mm

6. 建築写真を撮影する場合の万能レンズはコレ!

先ほど焦点距離が16mmや17mmあたりがオススメです。とお伝えしましたが、これから建築写真を頑張って撮影してみたいという方向けの万能オススメレンズをご紹介したいと思います。あくまでも初心者向けの提案ですので、プロの方はスルーしてください。
あと建物写真店はcanon好きですので、全てcanon製となります。すみません。。。

  • ●一眼レフ用 その1.Canon EF-S 10-22mm F3.5-4.5 USM

    このレンズは、センサーサイズがAPS-Cの一眼レフに装着可能なレンズとなります。分かりやすくお伝えすると「kissシリーズ」だったり「EOS 7D・90D・80D・70D」あたりが該当します。価格帯が比較的安いエントリークラスのカメラで使うことのできるレンズで、レンズ自体もそこまで高価な部類ではありません。しかし、焦点距離は10-22mmと、35mm判換算で16〜35mm相当の超広角域をカバーできます。メルカリとかですと結構安く手に入ります!今から頑張って撮影を始めたいけど機材にそこまでお金はかけられないという方にはオススメですね!

    製品を見る!(canonさんのwebサイトです)
  • ●一眼レフ用 その2.Canon EF17-40mm F4L USM

    このレンズは、APS-C一眼レフやフルサイズ一眼レフに装着可能なレンズとなります。カメラとしては「kissシリーズ」「EOS 7D・90D・80D・70D」「eos 6D・5D・1DX」あたりが該当します。ただしAPS-Cの一眼レフで使用すると画角が狭くなるため、できれば「EOS 6D・5D・1DX」での使用をオススメします。焦点距離は広角側で17m、標準域で40mmですので、広角でもしっかりと撮影できますし、被写体に少し寄った写真も撮影できます。これ1本あれば大体撮影できるんじゃないかなと思うとってもオススメのレンズとなります。

    製品を見る!(canonさんのwebサイトです)
  • ●一眼レフ用 その3.Canon EF16-35mm F2.8L III USM

    一眼レフ用で最後にご紹介するこのレンズは、結構ガチのレンズとなります。カメラは「eos 6D・5D・1DX」あたりで使うのがいいのではないかと思います。先にご紹介した2つのレンズよりもかなり高額なレンズとなりますので、本気で建築写真を始めたいという情熱のある方であれば候補の1つとして入れてみてもよいのではないかと思います。
    建物写真店でもこのレンズを使っているカメラマンもいますので、オススメの1本ですよ!

    製品を見る!(canonさんのwebサイトです)
  • ●ミラーレス一眼レフ用Canon EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM

    番外編ですが、一眼レフではなく、最近では主流になりつつあるミラーレス一眼用のレンズのご紹介です。ミラーレス一眼といってもエントリーモデルEOS Mシリーズの「EOS M6・M5」「Kiss M」あたりで使用することができます。手軽に建築写真を始めたいという方には、とりあえずこれで!的な感じです。焦点距離も35mm判換算で18-35mm相当の広い画角となっておりCanon公式サイトでも「初めての1本」として紹介されております!

    製品を見る!(canonさんのwebサイトです)

レンズには選択肢がとても沢山あるため迷ってしまうと思いますが、キーワードは「広角」!で探して見ると楽しいかもしれません!

7. 最近のスマホはヤバイ!

とまぁ、これまで焦点距離や画角、レンズのお話をしてきましたが、ここでまさかのスマホ推しのお話を!
「建物写真店 Topic.2」でも紹介していますが、スマホで建築写真を撮ってみたい!果たして撮れるのか!?というテーマで広角レンズを取り付ければ全然イケちゃう的な内容を書きました。が!!!
建物写真店運営の渡辺が最近スマホを新しくしまして、凄いですね最近のスマホは。レンズが2つや3つ付いてまして、渡辺のスマホもレンズが2つ付いてました。これ、広角や標準、望遠など切り替えられる機能が搭載されていて、もうスマホに別で広角レンズを取り付ける必要ないじゃないか!ということになっております。
しかも、広角の焦点距離が35mm換算で14mm!という。まぁなんとも広角!超広角です。(機種により多少異なるかと思いますが)これをうまく使えば一眼レフや、ミラーレス一眼さらには各種レンズも購入しなくても、全然撮影できてしまうと言うことです。
まぁ画質に関しては一眼レフなどには敵いませんが、パッと出してパッと撮る!簡単な撮影であれば全然イケちゃうのであります。
ハイ!ではこのTopicでは「焦点距離」と「画角」と色々について紹介してきました。皆様の楽しい写真撮影のヒントに少しでも役立ってくれればとっても嬉しいです。
建物写真店は、これからも少しずつではありますが成長し、必要としてくれる方に精一杯のサービスを展開していこうと考えています。
これからも宜しくお願い致します!
次回のトピックもお楽しみに!いつになるのやら(笑)

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