
こんにちは!建物写真店です。
公式YouTubeチャンネル「それいけ!建物写真店」の最新動画を公開いたしました!
今回は、私たちが新築住宅や店舗などの現場で実際に使用している「撮影機材(特にレンズ)」に焦点を当て、レンズの違いによって竣工写真の印象がどのように変わるのかを作例とともに解説しています。
「竣工写真を撮るときは、とにかく広いレンズで部屋全体を入れればいいのでは?」
「標準レンズや寄りのカットって、竣工写真に必要なの?」
そんな疑問をお持ちの工務店・設計事務所の広報担当者様や写真好きな方に向けて、プロの建築カメラマンが現場で実践しているレンズの使い分けと表現のコツを分かりやすくお届けします!
①建築撮影の基本!「広角レンズ」と「シフトレンズ」の役割
建築やインテリアの竣工写真において、最も頻繁に使用されるのが「広角レンズ」です。
狭い室内であっても空間の広がりを表現できるため、空間撮影には欠かせない機材です。
さらに、プロの建築カメラマンがこぞって愛用するのが「シフトレンズ(TS-Eレンズ)」と呼ばれる特殊なレンズです。
レンズ部分を上下左右にスライド(シフト)させる構造になっており、建物を下から見上げて撮影した際に発生する「上のほうがすぼまって倒れ込んで見える現象(パースペクティブの歪み)」を光学的に補正することができます。
焦点距離17mm〜24mmが作る「自然な広がり」
広角レンズ(17mm〜24mm程度)で正面から素直に捉えた竣工写真は、空間の構造がすっきりと整理され、見る人に正確な情報と清潔感を与えます。広すぎず狭すぎず、空間の空気感を自然に伝えることができるため、竣工写真のベースとなるカットに最適です。
②ダイナミックな迫力!「超広角レンズ(11-24mm)」のメリットと注意点
広角レンズの中には、さらに広い画角をカバーする「超広角レンズ」が存在します。
渡辺が動画内で紹介しているレンズ(11-24mm)は、肉眼の視界を遥かに超える驚くほどの広範囲を1枚の竣工写真に収めることができます。
超広角レンズで撮影するメリット
圧倒的なスケール感とインパクト:見た瞬間に「うわっ、広い!」と思わせるパンチのある竣工写真が撮れる。
LDK全体を一画面に収める:キッチン・ダイニング・リビングの繋がりを一度に見せたい場合に非常に有効。
超広角レンズを使う際の注意点
超広角レンズは手前にあるものが大きく、奥にあるものが極端に小さく写る性質があります。
斜めのアングルから撮ると空間がぐわっと伸びてダイナミックになりますが、奥に配置したソファや家具が小さくなりすぎてしまい、「どこが主役の写真なのか」がボヤけてしまうリスクもあります。
ただ広く写すだけでなく、「何を見せたいのか」を明確にした上で使うことが、超広角レンズを竣工写真で生かすポイントです。
③ストーリーを伝える!「標準レンズ(24-70mm)」による切り取り術
広角系レンズが「空間の全体像」を伝えるものだとすれば、「標準レンズ」は「空間の魅力や細部のこだわり」を切り取るためのレンズです。
建物写真店では、広角レンズだけでなく、24-70mmなどの標準ズームレンズ(35mmや50mmの画角)を現場に持参します。
なぜ竣工写真に標準レンズが必要なのか?
広角レンズで部屋全体を撮ると、写したくない余計な要素まで画面に入り込んでしまうことがあります。
一方、標準レンズを使って特定のエリアにグッと寄ることで、以下のような「意図のある魅力的な竣工写真」が撮影できます。
素材感の強調:アクセントクロスやタイル、無垢材の質感、ペンダントライトのデザインを大きく際立たせる。
視線の誘導:ドアの隙間から覗く部屋の風景や、ダイニングテーブルの上の空間など、住み心地や物語を感じさせるイメージカットを作る。
自然な遠近感:肉眼に近い自然なパース感で、お部屋の落ち着いた雰囲気を表現する。
全体を写した広角カットの中に、こうした標準レンズによる「寄りのカット(イメージ写真)」が数枚混ざることで、竣工写真アルバム全体の深みとクオリティが飛躍的に高まります。
④ レンズ選びに正解はない!カメラマンの個性とクライアントの想い
「広角で力強く攻めるのか」「少し引いた位置から標準レンズで情緒的に切り取るのか」。
どのレンズを使って空間を表現するかは、カメラマンごとの感性やスタイルによって大きく異なります。
建物写真店には全国に多数のプロカメラマンが在籍しており、それぞれがこだわり抜いた機材(レンズ)と独自の視点を持っています。
私たちが最も大切にしているのは、「クライアント様がその建物で何を一番伝えたいのか」を汲み取り、それに最適なレンズを選択することです。
撮影当日に「そのごついレンズは何ですか?」「どうしてそのレンズで撮るんですか?」といったご質問も大歓迎です!機材の意図を知っていただくことで、竣工写真の撮影現場がより楽しい時間になれば幸いです。
- まとめ:こだわりの機材で建物の価値を最大化する竣工写真を
- 今回は、竣工写真撮影における広角・超広角・標準レンズのそれぞれの特徴と使い分けについてご紹介しました。
広角レンズで空間の広さを正しく伝え、標準レンズで意匠や素材の美しさを丁寧にすくい取る。このバランスこそが、カタログやWEBサイトで人の心を動かす竣工写真を生み出す鍵となります。
「自社の建築実績を、より魅力的でクオリティの高い竣工写真として残したい」
「物件のコンセプトに合わせた撮影方法を提案してほしい」
という工務店様・設計事務所様・不動産会社様は、ぜひ建物写真店までお気軽にお問い合わせください。
- 元動画はこちらからどうぞ!
(https://youtu.be/epEMhjZSzD0) - 「それいけ!建物写真店」では、これからもカメラマンの裏話やニッチな機材紹介をやっていきますので、面白いなと思ったらぜひチャンネル登録と高評価もよろしくお願いします!
建物写真店のご利用はこんな方にオススメです
建物写真店へ撮影のご相談をいただくお客様は、
建築・空間撮影が得意なプロのカメラマンへ写真撮影を依頼することが「初めて」の場合がとても多いのが現状です。
何を聞けばよいのか分からない。そんなお悩みでも、些細な相談でもまずはご連絡くださいませ。
可能な限り丁寧にご説明をさせていただきます。


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