
こんにちは!建物写真店です。
建築写真や竣工写真では、建物そのものだけでなく、実際に人が過ごす様子を写真に収めることもあります。その際に気をつけたいのが、歩いている人などの動きによるブレです。
カメラの設定によって、動いている人を止まっているように撮影したり、反対に動きのある表現に仕上げたりすることができます。
今回は「それいけ!建物写真店」の撮影実験を通して、シャッタースピードの基本と、動く人物を撮影する際の設定についてご紹介します。
①シャッタースピードとは?
シャッタースピードとは、カメラのシャッターが開いている時間のことです。シャッターが開いている間に光を取り込むことで、写真が記録されます。
シャッタースピードは、写真の明るさを左右するだけでなく、動いている被写体がどのように写るかにも影響します。
シャッタースピードが遅いと、動いている人や物の動きが写真に残り、ブレが発生しやすくなります。一方、シャッタースピードを速くすると、動きを短い時間で捉えられるため、被写体を止まっているように撮影しやすくなります。
②シャッタースピードを変えて人物の写り方を比較
今回の撮影では、室内を背景に、歩いている人物を撮影しながらシャッタースピードによる違いを比較しました。
撮影時は、絞りをF8、ISO感度を320に設定し、シャッタースピードを段階的に変更しています。
シャッタースピード1/10秒:人物がブレやすい
最初は、シャッタースピードを1/10秒に設定して撮影しました。
シャッターが開いている時間が長いため、その間に人物が移動すると、動きが写真に写り込みます。今回の撮影でも、歩いている人物が大きくブレて写りました。
建築写真では、空間の雰囲気を伝えるために人物を入れることがありますが、人物の姿をはっきり見せたい場合には、ブレが気になることもあります。
ただし、ブレが必ずしも悪いわけではありません。人の流れや動きを表現したい場合には、あえてシャッタースピードを遅くする撮影方法もあります。
シャッタースピード1/100秒:ブレは軽減するが、動きが残ることも
次に、シャッタースピードを1/100秒に変更しました。
1/10秒と比較すると、人物の動きを短い時間で捉えられるため、ブレは大幅に軽減されます。
しかし、歩く速度や動きの大きさによっては、まだブレが残る場合があります。人物をしっかり止めて写したいときには、さらに速いシャッタースピードが必要になることもあります。
シャッタースピード1/200秒:人物の動きを止めやすい
最後に、シャッタースピードを1/200秒に設定して撮影しました。
今回の実験では、歩いている人物の動きをかなりはっきりと止めて写すことができました。
このように、シャッタースピードを速くすることで、動いている人物をブレにくく撮影できます。
人物を入れた竣工写真や、実際に人が利用している空間の撮影では、シャッタースピードを1/200秒程度から検討してみるのも一つの方法です。ただし、必要なシャッタースピードは人物の動きや撮影条件によって変わるため、状況に合わせて調整しましょう。
③シャッタースピードを速くすると写真が暗くなる?
シャッタースピードを速くすると、動いている人物を止めやすくなる一方で、注意したい点があります。それは、写真が暗くなりやすいことです。
シャッタースピードが速くなると、シャッターが開いている時間が短くなり、カメラに取り込まれる光の量が少なくなります。
今回の撮影でも、人物の動きを止めるためにシャッタースピードを速くすると、写真が暗くなってしまいました。
つまり、シャッタースピードを速くすることで動きのブレを抑えられますが、明るさとのバランスを考える必要があるのです。
写真の明るさを確保するには、絞りやISO感度も調整する必要があります。それぞれの設定がどのように影響するのかを理解すると、撮影時の設定を考えやすくなります。
④建築写真では撮影の目的に合わせて設定しよう
建築写真や竣工写真では、撮影する空間や表現したい内容によって、適したシャッタースピードが変わります。
例えば、人物の姿をはっきりと写したい場合は、動きを止められるシャッタースピードを選びます。一方、人の流れや空間の動きを表現したい場合には、あえて遅めのシャッタースピードを使う方法もあります。
大切なのは、単に速いシャッタースピードに設定することではなく、どのような写真に仕上げたいかを考えて設定することです。
また、シャッタースピードを速くした際に写真が暗くなった場合は、絞りやISO感度を調整して明るさを補うことも検討しましょう!
- まとめ:シャッタースピードを理解して撮影の幅を広げよう!
シャッタースピードは、写真の明るさだけでなく、動いている人物や物の写り方にも関わる重要な設定です。今回の実験では、1/10秒では人物がブレやすく、1/100秒ではブレが軽減し、1/200秒では動きを止めやすくなることが確認できました。
建築写真や竣工写真で人物を撮影する際は、撮影の目的に合わせてシャッタースピードを調整してみましょう。明るさとのバランスも意識しながら設定を工夫することで、表現の幅を広げることができます!
- 元動画はこちらからどうぞ!
(https://youtu.be/Mpjwl7Fie5M) - 「それいけ!建物写真店」では、これからもカメラマンの裏話やニッチな機材紹介をやっていきますので、面白いなと思ったらぜひチャンネル登録と高評価もよろしくお願いします!
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