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それいけ!建物写真店

【写真撮影の基本】建築写真の絞り(F値)とは?背景のボケを抑えて建物全体を鮮明に撮る方法!

こんにちは!建物写真店です。

建築写真や竣工写真では、建物の外観や室内空間を、できるだけ正確に伝えることが大切です。そのためには、撮影したい場所にピントを合わせるだけでなく、手前から奥まで、どの範囲を鮮明に写すかも意識する必要があります。

そこで重要になるのが、カメラの「絞り」です。絞りは写真の明るさを調整するだけでなく、背景のボケ具合やピントの合って見える範囲にも関係しています。

今回は「それいけ!建物写真店」のカメラ基礎シリーズから、絞り(F値)の基本と、建築写真で意識したいポイントをご紹介します!

①絞り(F値)とは?写真の明るさとボケ具合を調整する設定

絞りとは、レンズを通してカメラに入る光の量を調整する仕組みです。絞りの設定は「F値」で表され、F4やF8、F10などの数値で調整します。
F値が小さいほど絞りが開き、より多くの光を取り込めます。一方、F値を大きくすると絞りが閉じ、取り込む光の量が少なくなります。

また、絞りは写真のボケ具合にも影響します。一般的に、F値が小さいとピントの合って見える範囲が狭くなり、背景がボケやすくなります。反対に、F値を大きくするとピントの合って見える範囲が広がり、背景のボケを抑えやすくなります。

②F値を変えると背景のボケ具合はどう変わる?

今回の撮影実験では、手前にあるカメラにピントを合わせ、奥に置いたカメラがどのように写るかを比較しました。

F4:背景がボケやすい

まずは、F4に設定して撮影します。今回使用したレンズでは、F4が最も絞りを開いた状態です。
手前のカメラにはピントが合っていますが、奥にあるカメラはボケて写りました。

このように、F値を小さくすると、ピントを合わせた被写体を際立たせ、背景を柔らかくぼかした写真を撮りやすくなります。人物や商品など、特定の被写体を目立たせたい場合に活用できる表現です。

F10:背景のボケが少なくなる

次に、F値をF10に変更して撮影しました。
F4と比べて絞りが閉じるため、カメラに取り込まれる光の量は少なくなります。その結果、写真は暗くなりました。

一方、奥にあるカメラのボケ具合は少なくなり、手前だけでなく奥の被写体も、よりはっきりと見えるようになりました。

F20:ピントの合って見える範囲をさらに広げる

さらに違いを確認するため、F値をF20まで大きくして撮影しました。
今回の実験では、奥にあるカメラもピントが合っているように見える状態に近づきました。

このように、F値を大きくすることで、ピントの合って見える範囲を広げられます。ただし、F値を大きくすれば必ずすべてが鮮明になるわけではありません。撮影距離やレンズ、被写体の配置などによっても写り方は変わります。

③建築写真・竣工写真ではボケを抑えることも大切

建築写真では、建物のデザインや空間の広がり、内装の仕上げなどを正確に伝えることが求められます。
例えば、室内の手前にある家具だけでなく、奥の壁や窓、設備なども見せたい場合、背景が大きくボケてしまうと、空間全体の様子が伝わりにくくなることがあります。
そのため、建物の手前から奥まで、できるだけ広い範囲を鮮明に写したいときには、F値を大きくする方法が有効です。
ただし、建築写真でも、すべてを同じように鮮明に写すことだけが正解ではありません。部分的なディテールや素材感を印象的に見せたい場合などは、ボケを活用することもあります。

大切なのは、写真を通して何を伝えたいのかを考え、それに合った絞りを選ぶことです。

④F値を大きくすると写真が暗くなる?

ここで、もう一つ注意したいポイントがあります。
F値を大きくすると絞りが閉じ、カメラに入る光の量が少なくなります。そのため、ほかの設定を変えなければ、写真は暗くなります。

今回の実験でも、F4からF10、さらにF20へと変更するにつれて、写真が暗くなっていきました。
つまり、背景のボケを抑えて手前から奥まで鮮明に写そうとすると、今度は写真の明るさが不足する可能性があるのです。
では、F値を大きくしながら、写真を適切な明るさに保つにはどうすればよいのでしょうか?

シャッタースピードやISO感度を調整する方法がありますが、それぞれにも特徴や注意点があります。撮影したい写真に合わせて、複数の設定を組み合わせることが重要です。

まとめ:絞りを理解して建築写真の表現を広げよう!

絞り(F値)は、写真の明るさだけでなく、背景のボケ具合やピントの合って見える範囲にも影響する重要な設定です。F値を小さくすると背景がボケやすくなり、大きくすると手前から奥まで鮮明に写しやすくなります。

建築写真や竣工写真では、空間全体をしっかり見せたいのか、特定の部分を印象的に見せたいのかによって、適したF値が変わります。明るさとのバランスにも気を配りながら、撮影の目的に合わせて絞りを使い分けましょう!
元動画はこちらからどうぞ!
(https://youtu.be/o0ikWKkVhAo)
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