
こんにちは!建物写真店です。
今回は、前回の動画に引き続き、建築写真の第一線で活躍されているカメラマンの田岡さんをゲストに迎え、建築写真業界を盛り上げるためのヒントについてお話を伺いました。
これから建築写真を始めたい方に向けた機材選びから、プロとして大切にしている撮影の視点、そして集客につながる写真の考え方まで、普段なかなか聞くことのできない貴重なお話が盛りだくさんです!
①これから建築写真を始めるなら、どんなカメラを選ぶ?
建築写真に興味があり、「自分でも撮影してみたい」と考えている方にとって、まず気になるのがカメラやレンズなどの機材選びではないでしょうか。
今回、田岡さんが最初に挙げたのは、なんとiPhone16 Pro Max!
広角で空間を撮影するという意味では、スマートフォンでも十分に撮影できる時代になっているとのこと。
もちろん、本格的に建築写真を撮影するのであれば、ミラーレス一眼カメラなどの専用機材が必要になってきます。
そこで、田岡さんが強調していたのが、カメラ本体よりもレンズにお金をかけること。
建築写真では、空間を広く写すための広角レンズが重要になります。カメラ本体については、必ずしも最新の高級機種を選ぶ必要はなく、中古のEOS RやEOS RPなども選択肢になるそうです。
また、これから始める方へのおすすめとして挙がったのが、Canon EOS R8。
フルサイズセンサーを搭載し、手ブレ補正などの機能面も考慮しながら、自分の予算に合った機材を選ぶことが大切です。
高画素のカメラを選ぶ場合には、撮影後のRAW現像や画像データの保存・処理に必要なパソコンのスペックも考えておかなければなりません。
機材を選ぶ際は、カメラ本体だけでなく、レンズや撮影後の作業環境まで含めて考える必要がありそうですね!
②カメラマンによって異なる、建築写真へのアプローチ
続いて話題になったのは、カメラマンそれぞれの撮影スタイルや仕事に対するポリシーについて。
田岡さんの大きな強みは、カメラマンになる前に住宅業界で働いていた経験です。
大手ハウスメーカーや住宅会社で、住宅営業や販売促進、経営企画などに携わってきた経歴があり、住宅会社側の考え方や求めていることを理解しています。
つまり、写真を依頼する側の立場を経験しているからこそ、どのような写真が必要なのかを考えながら撮影できるということ。
例えば、今回の撮影場所でも、天井と壁の取り合い部分に「回り縁」が使われていないことに注目。
回り縁は、天井と壁の境目をきれいに見せたり、施工上の細かな部分を隠したりするために使われる部材です。
あえて回り縁を設けない仕上げは、施工の精度が求められるもの。
こうした住宅会社のこだわりや施工技術を理解しているからこそ、写真を通して伝えたいポイントにも気づくことができます。
ただ空間をきれいに撮るだけではなく、建物のどこに価値があるのかを見つけ出し、それを写真で伝えることも建築カメラマンの大切な役割なのです。
③集客につながる写真には、見せ方の工夫が必要
さらに話題は、写真と集客の関係へ。
住宅会社が建築写真を活用する目的のひとつは、写真を見た人に興味を持ってもらい、実際の問い合わせや来場につなげることです。
そのためには、単にきれいな写真を撮るだけでは十分ではありません。
田岡さんが意識しているのは、人の心理や視覚的な反応です。
例えば、写真の水平・垂直をしっかり保つことや、色のコントラストを適切に調整すること。
コントラストが高めの写真は、たくさんの写真が並んでいる中でも目に留まりやすいそうです。
ただし、カメラマン自身が好きな表現をそのまま反映させるのではなく、クライアントが求めているものや、集客の目的に合わせて調整することが重要。
自分が撮りたい写真ではなく、依頼者が求めている写真を提供する。
この視点が、仕事として建築写真に携わるうえで欠かせないポイントなのかもしれません。
④広告・デザインの視点から考える建築写真
一方、建物写真店の渡辺からは違った撮影へのアプローチについてもお話ししました。
田岡さんが住宅会社側の視点を持っているのに対し、渡辺は広告制作の経験を生かし、空間の中で「何を伝えたいのか」を考えながら撮影するスタイル。
建物の魅力をどのように切り取り、どう見せれば伝わるのか。
さらに、撮影した写真をSNSで活用する場合には、写真だけでなく、文字の入れ方や余白、デザインなども重要になってきます。
建築写真は、撮影して終わりではありません。
写真をどのように活用し、どのように見せるかまで考えることで、その魅力をより効果的に伝えることができます。
住宅業界の知識、広告の視点、デザインの知識など、それぞれの経験や得意分野が組み合わさることで、建築写真の可能性もさらに広がっていくのではないでしょうか。
- まとめ:建築写真に必要なのは、撮影技術だけではない!
- 今回の対談では、機材選びから撮影スタイル、集客につながる写真の考え方まで、幅広いお話を伺うことができました。
建築写真に必要なのは、カメラの知識や撮影技術だけではありません。
住宅会社の視点で建物の価値を見つけること、見る人の心理を考えること、そして写真の見せ方まで工夫すること。
カメラマンそれぞれが持つ経験や知識が、その人ならではの写真につながっているのだと感じました。
これから建築写真を始めたい方にとっても、すでに建築写真に携わっている方にとっても、新たな気づきのある対談になったのではないでしょうか。
建築写真の魅力や可能性を、これからもさまざまな角度から発信していきたいと思います。
- 元動画はこちらからどうぞ!
(https://youtu.be/ExQg6IjZJh4) - 「それいけ!建物写真店」では、これからもカメラマンの裏話やニッチな機材紹介をやっていきますので、面白いなと思ったらぜひチャンネル登録と高評価もよろしくお願いします!
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